腸活、よく耳にすると思います。当に、腸内の環境を良くする活動と言えましょう。 そして、腸内環境が乱れることによって様々な弊害が出てきます。アレルギーに悩まされることもあれば、免疫力が低下したりします。その兆候として、 […]
細野先生は 1899年(明治32年)8月1日、京都府綾部市梅迫という日本海に面した舞鶴市に近い、草深い田舎で生まれています。 世紀の世紀末で、列強ロシアとの仲が次第に険悪になってきている頃で漢方医学が明治政府により葬り去 […]
Dr. Hosono lahir pada tanggal 1 Agustus 1899 (Meiji 32) di Umesako, Kota Ayabe, Prefektur Kyoto, sebuah pedesa […]
日頃から、様々な失態を犯す私ですが、今朝もやらかしました。薬局の鍵を家に忘れるという。何ともはや、我ながら開いた口が塞がらない。。。。。。。 そして、先日、ECサイトが開店した旨をお伝えしましたが、今度は弊社HPのオ […]
大変ご無沙汰しております。 すっかり投稿をサボってしまい、最後の更新から半年経過してしまいました。 しかし、本日は弊社にとって大きな一歩を踏み出しましたのでお知らせしたいと思います。ECモールサイトに出店させていた […]
鼻水は、寒熱によって使用する処方が変わってきます。 そもそも寒熱とはどう言ったことでしょう?例えば、体温が39度あるいは40度近くあっても、本人が寒気がして悪寒したり、手足が冷たいや顔面蒼白などがあれば寒証。逆に、体 […]
めまいは眩暈とも言いますが、漢方では回転性の激しいめまいを眩。身体性遊感や動揺感などの軽いめまいや立ちくらみを暈と言います。もちろん、眩と暈では、処方の選択が変わってきます。そのあたりの事を紹介しましょう。 元の時代 […]
漢方を専門にやっていると、何とも首を傾げたくなる表現に出会うことがあるが、このフクロウ型はその代表的な例。 フクロウ型体質とは、午前中が最も体調が悪く、無理やり起きてもはっきりせず、体もだるく食欲もない。ところが、夜 […]
久々のコラムの更新です。学会と研修から月曜日帰って来たのですが、中々コラム書くモチベーションが上がらず苦労しました。今日やっと一息つけたので更新です。 今回参加した学会、日本東洋医学会は先々代の細野史郎が、昭和25年 […]
目の奥の痛みと言うことですが、そればかりでなく眼痛、前頭部痛、眉間部痛、眼の疲労も認めることが多く、これらをまとめて上眼窩神経痛と言います。眼科的には、異常な所見を示さない事も多いので、漢方の出番となります。 この領 […]
ドライアイと漢方という事ですが、基本的には前回の「目のかすみと漢方」と同じ対処法でいいと思います。 キーワードは血虚あるいは陰虚にあると思うので、杞菊地黄丸、滋腎明目湯、洗肝明目湯いずれも試す価値があると思います。す […]
漢方では、良く「明目」と言った言い方をします。この意味は、読んで字の如く。目を明らかにする、つまりぼやけて見えにくいとか霞んで見えにくいと言った症状の改善にあります。 そして、漢方では肝と目は関係あると言います。肝の […]
目の痒みという事ですが、やはり局所的にせよ患部が熱を持っているという事。そこを冷まさなければなりません。例えば、小青竜湯でも良いと思います。一種水毒の薬ですから、麻黄の力を借りて解決出来るかもしれません。 小青竜湯で […]
目は機能を失いたくない大切な器官の一つですが、目の充血を含む出血は比較的よく見られる症状で、原因不明なことも多く放置していても問題ないこともあるのですが、当の本人にとっては気になる症状でしょう。 まずは、出血を止める […]
シミは、漢方では瘀血(血の巡りが悪くなった状態)によるものと見ます。そして、瘀血に気の異常(例えば、気逆や気虚)を伴うケースが多いと思います。つまり、気は血の運行に関わっているので、気が滞っていたり不足していたりすると […]
自分自身混同してよく分からなかったので整理する意味で色々調べて書いてみます。 そもそも、中国には医食同源あるいは薬食同源という言葉があります。これはつまり、食事を摂ることが健康に繋がり、治療の一端にもなると言う考えで […]
ニキビももちろん漢方薬で対処することが出来ます。症状によって漢方薬を使い分けます。 次の3つのタイプをベースに、4)や5)を組み合わせます。 1)まず、膿疱(皮膚の中や下に白や黄色の膿が溜まった状態)が多く、炎症が […]
顔のほてりとは、まず気の上衝が考えられます。気と言うのは、分かりやすく言えば、生きていく上で生命を維持する上でのエネルギーに例えられます。そして流れが滞ったり、上衝して気が上半身特に突き上げる、そもそも気が不足するなど […]
二日酔いを予防出来ますか?と言う事なんですが、前回のコラムの薬や健康食品をあらかじめあるいは飲酒後に服用しておけばある程度防ぐことが出来ます。しかし、ある程度というのが肝心で、限界を超えて飲みすぎてしまう方もおられまし […]
漢方業界にいると良く人から聞かれます。「二日酔いに効く漢方ある?」同業者の皆さんも同様な見解お持ちでしょう。 私が思うに、二日酔いに効く=二日酔いの症状を緩和することにあります。二日酔いと言うと頭が痛かったり、ムカム […]
京都地方は、昨日梅雨入りしました。5月中に梅雨入りは、流石に早いですね。 日本列島は、海に囲まれている島国で湿気に絶えず晒されていると言っても過言ではありません。その上、太平洋高気圧が強くなりだす梅雨の頃から9月中旬 […]
頭痛の原因にも色々あり、それによって使用する薬方も変わってきます。 ただし、我慢出来ない激しい頭痛は、重大な病気を抱えている可能性もありますし、薬局にて対応できるレベルを越えていますので、しかるべき医療機関にかかって […]
薄毛と脱毛という事ですが、東洋医学的に見て様々な要素あるいはそれらの複合型が原因であると思います。主な原因は、2つから4つ程度あります。 1)まず一つ目は、腎虛です。腎は、成長老化を司ります。親から受け継いだ生命エネ […]
漢方薬って長く飲まないとダメでしょ?と言う事ですが、急性病と慢性病で話が大きく変わって来ます。 漢方の古典「傷寒論」では、急性熱性病に関しての治療方法(この様な症候の時には、この薬方を使用)が述べられています。急性熱 […]
今日からしばらく、漢方Q&Aと題して投稿することにしました。(いつまで続くことやら、、、一応、100話を目指します) 漢方とは、日本で生まれた伝統医学のことです。 田代三喜(1465-1544)が明にて医術を学び […]
薬用の人参は、以前に紹介したウゴキ科オタネニンジンを原植物とする「人参」(いわゆる朝鮮人参とか高麗人参)とウゴキ科トチバニンジンを原植物とする「竹節人参」があります。 それらに加えて、今日紹介する「三七人参」は、同じ […]
久しぶりの投稿となります。 今まで、漢方しか知らない世界で生きてきましたが、実際に薬局を始めてみて興味深いOTC薬あるいは健康食品があることに気付かされました。 今日取り上げるのは、レバコールです。以前、各種SNS […]
あまりに間が空きすぎました。生存しております。ご安心を。 ところで、LINE公式アカウント開設しました。そのうち、お得なクーポンや情報を発信するかもしれません。もし宜しければフォローしてみて下さい。IDは、 […]
前回は、サラサラした鼻汁とクシャミ連発の場合に使用する薬方について紹介しましたが、今日は鼻詰まりあるいは粘稠な鼻汁を伴う症状の時に使用する薬方を紹介します。鼻詰まりは、 粘稠な鼻汁と言うことは、部分的にせよ熱証の存在 […]
1月も中旬を過ぎ2月が目の前に来ようとしています。と同時にスギ花粉が飛び始めますね。運良く自分は、花粉症には至っていないのですが、側から見ているだけで辛さは理解出来ます。2回シリーズとして、花粉症の漢方治療として書いて […]
漢方薬の原料である生薬は、ほとんどが植物由来であるが、ごく稀に鉱物や動物を使用することもある。鉱物は、以前紹介した芒硝や石膏などがある。動物は、麝香や牛黄に代表される非常に高価なものが多いが、今日紹介する阿膠も年々価格 […]
今回は、記念すべき第50話。ついにと言うかやっとと言うべきか、「軽く通過点だよ」と言ってみたいが、文才に乏しい自分にはやはりやっと50かと言う感が強い。 さて、記念すべき第50話の話だが、葛根湯加川芎辛夷および柴葛湯 […]
明けましておめでとうございます。 本日からお店開けておりますが、頭も身体もお正月気分が抜けておりません。 どころで年末、コロナにかかった様です。なぜ、その様なあやふやな表現か?抗原抗体キットによる検査も行なわなかった […]
京都の八坂神社では、大晦日から元旦にかけておけら詣りが行われます。おけら詣りはおけらを燃やして邪気を払う伝統行事で、参拝者は持ち帰った火で雑煮を炊いたり、神棚をともしたりすると1年の無病息災がかなうと伝わり、現在は火が […]
本日のお題は、血についてです。東洋医学では、「ち」ではなく「けつ」と読みます。 そして、東洋医学では血は目に見えるものであり、血脈中を流れて身体に栄養を与え、五臓六腑を養っていると考えています。また、全身を潤す滋潤作 […]
今日、取り上げる薬方は小柴胡湯です。 小柴胡湯と言えば、1996年に小柴胡湯に副作用があることが発覚。慢性肝炎にそれなりに治療効果を発揮していたが、間質性肺炎による死亡例を出してしまうと言う出来事がありました。それま […]
本日のお題は、麻杏甘石湯に関してです。 中身の生薬は、麻黄・杏仁・甘草・石膏 の4味です。 早速、傷寒論の条文を紹介してみましょう 発汗後、喘家、不可更行桂枝湯。汗出喘、無大熱無者、可与麻黄杏仁甘草石膏湯。 とあ […]
小麦(生薬名はショウバクと読む)は、米およびトウモロコシとならんで世界の三大穀物の一つに数えられ、人類の主食(パン、麺類、ケーキ、ビスケットなどの主原料)として広範な地域で栽培されています。 原産地はアフ […]
本日は、桂枝湯に関してです。漢方で風邪薬と言えばまずは葛根湯。インフルエンザで有名になってしまった麻黄湯(個人的には使いにくい薬方だと思いますが)、それに続くのが柴胡桂枝湯となるでしょう。そして、どうも影が薄いのが桂枝 […]
東洋医学の世界では、異病同治と言う言葉があります。これは、どういうことかと言いますと同じ薬で異なる疾患にも対処するという意味です。いつかのコラムでも触れましたが、例えば葛根湯は風邪薬として誰でも知っている薬方ですが、う […]
気と言う言葉は色んな使い方をしますね。空気や大気に始まって、雰囲気やそんな気がするなんて表現をしたりします。そして、漢方で気と言うのは大事な物差しとなります。 それでは、気とは一体何なのでしょう?生体を構成する他の成 […]
細辛はウマノスズクサ科のウスバサイシンあるいは中国産のケイリンサイシンの地上部を除いた(←あとで出て来ます)根および根茎のことを言います。分布は中国、朝鮮半島および日本の本州、九州などの山地の樹陰に自生します。強い芳香 […]
年の瀬を迎えいよいよ寒さが厳しくなって来ました。いかがお過ごしでしょうか? 寒さが厳しくなって来るとしもやけになる人が増えて来ますね。西洋医学では、ユベラ(ビタミンE)の内服や軟膏となるのでしょう。 そして、どの様 […]
今日は、スパイスの話し。特にスパイスカレーの話となります。いつかのブログで、スパイスのことをドイツ語でゲヴュルツと言いましたが、スパイスは言うまでもなく英語ですね。日本語では香辛料となります。 さて、スパイスカレーに […]
漢方のものさしと言う題名で、4話目になります。表と裏と言うことですが、専門家や漢方オタクでもない限り、何のこっちゃとなりそうですね。 表と裏とは、病邪(病気の原因となるもの)が存在する位置であり、それが表位にあれば表 […]
今日は、漢方のものさしの3回目と言うことで、寒と熱に関して書いてみようと思います。 西洋医学では、熱というと体温の異常上昇を意味するが、東洋医学では必ずしもこの関係がイコールではありません。例えば、体温が38~39度 […]
漢方では、よく虚証と実証と言った表現をします。どの様な意味があるのでしょう? 「虚」は空虚あるいは不足の意味で、虚証とは体力が衰え病気に対する抵抗力に乏しく、精気が衰微した状態を示します。それに対して、「実」は充 […]
今日は、漢方のものさしを紹介しましょう。何のことかさっぱり分からないと思いますが、要するに処方決定に至るまでの判断基準となるもののことを言います。(処方決定に至るまでのプロセスが、漢方と中医とは異なるのでここでは漢方に […]
菊花は、神農本草経という最古の本草書に記載され、上品(生命を養うのが目的の薬で毒性がなく長期服用してもよい)に分類されています。実際に、お刺身の付け合わせとして知られている通り食用としても知られています。東北地方におい […]
Facebookやinstagramにも投稿しましたが、昨日は京都のイタリアンludensさんにて行われた、薬膳料理研究家の谷口ももよ先生を囲んでの薬膳交流会に行って来ました。薬膳は、木火土金水の陰陽五行説がキーワード […]
ご存じのように、漢方薬の原料である生薬はほとんどが植物の根や茎などを乾燥させたものですが、牛の胆石である「牛黄」の様な動物性の生薬もあれば、石膏などの鉱物性の生薬もあります。今回は、鉱物性の生薬である「芒硝」について取 […]
新年を祝うお酒として西洋ではシャンパーニュで乾杯するのが多いと思いますが、東洋(日本や中国など)ではお屠蘇でお祝いするのが昔からの習わしでした。 屠蘇とは、本来何でしょう?『屠蘇は中国の名医華佗の遺法で、本名を「延命 […]
本日のお題は、しょうがです。しょうがは、駄洒落によく用いられますね。しょうがとは、しょうがないねぇ。なんて下らないのでしょう。それは置いといて。 生姜は、ショウガ科ショウガの根茎を使用します。ショウガ科の薬用植物は他 […]
そろそろ、ホットワインが恋しくなってくる季節。冬の到来が近づいて来ました。ホットワインに欠かせない丁子に関して取り上げてみました。(個人的には、ホットウィスキーに一つ二つ浮かべて飲むのも乙だと思います) チョウジはチ […]
前回、芍薬甘草湯に関して書いてみたので、その流れで薬対について書いてみようと思う。薬徴とも言う。 初めて、耳にする方も多いと思いますが、2味の薬物が、その方剤の基本骨格となり方意ともなることを指します。例えば、麻黄ー […]
今日は、人参について取り上げてみましょう。 人参と言っても色々あり、野菜の人参もあれば、みなさんよくご存知の朝鮮人参や朝鮮人参を蒸して乾燥した紅参。朝鮮人参つまり人参はオタネニンジンの根で、野菜のにんじんはセリ科で全 […]
今日は、先日のW杯フットボール(サッカーとは言わない!)、日本VSドイツ戦において日本の選手がよく足を攣っていたのを目の当たりにした。その時思ったことは、事前に芍薬甘草湯でも飲んでおけば大丈夫だろうにと言うことであった。 […]
本日は、11月22日。大阪の道修町にて毎年11月22日から23日にかけて神農祭が行われます。神農祭は、どういうお祭りかと言いますと 以下、少彦名神社のHPより抜粋 「大坂でコレラが流行した際に薬種仲間が病除けの薬とし […]
細野史郎の業績は沢山あるのですが、この世で初めて漢方エキス剤の開発そして製剤化に成功したこともその一つでしょう。 現在でこそ、漢方薬と言えば「あの粉薬(実際には顆粒状ですが)」と連想されますが、漢方エキス剤が主流になる前 […]
昨日は、いっぺんに書き切るつもりでしたが、途中で忙しくなり前半と後半に分けることにしました。お陰で、こちらのコラムが1話増えることになったとせこい考えをしております。。。。。 さて、風邪薬6号まで紹介したので、7号より再 […]
今日は、細野の風邪薬を紹介してみます。 風邪薬は、患者様には常備薬として販売しておりました。1号から11号まで10種類ありました(4号は無し)何だか、サンダーバードを連想させます。細野史郎はやはり発想が他人と違いますね。 […]
まず、なぜ細野独自の処方を披露しているかという事ですが、私の世代で途切れさせたくなかったからです。細野漢方薬局を開設した理念でもあるのですが、残すべきものは残さにゃねと言う思いからです。 本日取り上げる薬方は、小半茯橘で […]
細野にしか存在しない処方という事で、今日は九味檳榔湯について取り上げてみる。九味檳榔湯自体は、医療用が存在するが、細野ではアレンジしまくりで、正式名称は九味檳榔湯去大黄加呉茱萸木瓜合五苓散となる(通称 五苓ーBN;BNは […]
細野においてのみ製剤化されている薬方という事で、第1回目は葛根加半夏湯を紹介します。つまり、みなさんよくご存知の葛根湯に半夏を加味した処方です。細野では、風邪薬2号として葛根湯でなくこちらを使用しています。細野史郎が、思 […]
本日のお題は、細野診療所を整理していた時に発見した自身のカルテから興味深かったものを取り上げようと思う(また、解読出来れば順次公開する予定) 自分の生年月日は、昭和41年2月9日で初診は3月とある(日付の記載なし)。字か […]
思い入れのある薬方その3という事で、こちらも幼少時代からとてもお世話になっていた。夏は過ぎ去ったが、清暑益気湯の話。清暑益気湯は、注夏病つまり夏バテや夏マケに使用される。 一般的に、清暑益気湯は2種類あるが細野史郎が創設 […]
子供の頃に良く飲まされていた薬というとやはり小建中湯だろう。 まず、小建中湯の中身を見てみると 桂枝、芍薬、甘草、生姜、大棗、膠飴 の6味からなる 桂枝、芍薬、甘草、生姜、大棗は桂枝加芍薬湯という薬で、芍薬以外 […]
思い入れのある薬方という事で、今日は六君子湯を紹介しようと思う。 六君子湯は、良く父から飲まされていた記憶があります。どういう時にかと言うと、食欲不振の時に飲まされていました。子供の頃は、何故か食欲不振なる事が多かったで […]
今回のお話は、ヒューヒューあるいはゼイゼイでも良いのですが、これは風邪というよりも喘息、気管支喘息の時に使用する薬方の話となります。 ヒューヒューやゼイゼイいう時は、ほぼ気管支が浮腫んで狭くなり空気の通過する量が少なくな […]
風邪を引いた時に、ゴホゴホした咳が出たり、黄緑の痰が出たりする事があります。いわゆる湿性の咳と言われる咳です。黄緑の痰は、粘度が高く切れにくいのが特徴です。 そのような時に使用する薬は多種類あります。それらの薬のキーワー […]
今日は、咳の漢方薬について書いてみます。 咳と言っても色々な咳がありますね。空咳もあれば粘っこい黄色い痰を伴った咳。喘息の様なゼーゼー、ヒューヒューいう咳など様々です。 そして、他の症状は治ったのに咳だけ残ると言うことも […]
前々回は、葛根湯。前回は、柴桂湯(柴胡桂枝湯)を紹介しました。 今回は、柴葛解肌湯を紹介いたします。(実際には、柴葛解肌湯は二種類ありますが、ここでは浅田家方の柴葛解肌湯を紹介します) 実は、こちらの処方は医療用には存在 […]
風邪を引いたら、まずは葛根湯で発汗させ解熱させるのが常套手段である。 しかし、ゾクゾクの悪寒状態から脱してスッキリした状態になると、大分と熱も引いて来る。そうなると第二段階である。明け方には熱は引いているが、夕方から夜半 […]
一番有名である漢方薬と言えば、葛根湯でしょう。何でもかんでも葛根湯を出す医者の事を葛根湯医者と言うらしいが、実はある意味では間違いではない。風邪には、葛根湯とよく言われるが、実はそれだけでなく肩こり、乳腺炎、皮膚病、二日 […]
漢方薬も薬ですが、西洋薬と何が決定的に違うかと言うと、西洋薬は単一の成分で出来ていることが多いですが、漢方薬は複数の生薬からなっているために限りなく無限に近い成分からなっています。その多数の成分が副作用が少ない要因ではな […]
秋爛漫ですね。 秋は、夏の太平洋高気圧による湿と熱の影響から大陸からの乾燥した空気をもたらす移動性高気圧の影響を受けます。そうですね、空気が乾燥して来るわけです。ところが空気の乾燥は、肺や気管支に影響を及ぼします。さらに […]
私は、東京の大学にて漢方を教えていた時期がありました。3年ほど前まで5年間ほど担当しておりました。計12回の講義のうち、歴史・総論・各論と続き、傷寒論の処方解説と言った内容でした。しかし、初回の歴史はどうも不評あるいは興 […]
漢方の得意分野は、実は婦人科疾患であったりします。 月経、妊娠中、出産後、更年期障害など女性特有の症状に頭を悩ませます。そのほとんどは、血に関するトラブ ルが多いのですが、それは別の機会に書くとします。 そして、一番驚く […]
漢方薬は、色々な疾患に対応しています。 その中で、あっと驚く使い方を紹介いたします。 それは、骨折・捻挫・打撲に対応可能と言うことです。例えば、どこかに足をぶつけたりした時にアザができたり内出血することが良くあると思いま […]
よく、漢方薬は効き目が遅いからと言われる。 果たして本当にそうなのだろうか?確かに、慢性病の場合は効き目を実感するまで月単位の日数が掛かるのは容易に想像できる。しかし、風邪などの急性病では驚くほど素早く効き目を実感できる […]
当薬局には、二つの名称が存在しています。 一つは、細野薬室。こちらは、正式には「株式会社聖光園細野薬室」と言います。私の実家は三代続く漢方一家で、祖父の史郎が前身の「聖光園細野診療所」の創設者になります。 史郎は、漢方で […]
この度、細野薬室のウェブサイトが完成しました!それに伴い、こちらではブログや漢方にまつわるコラムなどを投稿していこうと思います。 これからよろしくお願いいたします。
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