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漢方Q &A その2 〜漢方薬って長く飲まないとダメでしょ?〜

2023.05.26

 漢方薬って長く飲まないとダメでしょ?と言う事ですが、急性病と慢性病で話が大きく変わって来ます。

 漢方の古典「傷寒論」では、急性熱性病に関しての治療方法(この様な症候の時には、この薬方を使用)が述べられています。急性熱性病ですから、病気のステージの変化も大きくそれに対処しますので、当然即効性が求められますし、証に合えば間違いなく即効性があります。現代では、それを応用して、風邪の引き始めには葛根湯だの、筋肉が引き攣った時には芍薬甘草湯だの使用しているわけです。

 反対に、慢性病や体質改善を目的としている場合は、長期戦になることが多い印象です。ただ、快方に向かわなくても、2、3日服用するだけで何となく体に合っていると感じることもあります。そこが重要で、漢方薬を続けて下さるポイントとなります。そして、慢性病の場合は長い間かかってたどり着いた症状であることも多いですので、症状の改善に半年から1年費やす事もザラなので、気長にお任せ頂ければと思います。

 本日の写真は、家の当帰です。植えて10年以上になりますが、今年初めて咲きそう。

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