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細野の風邪薬の紹介 前半編 第21話

2022.11.18

今日は、細野の風邪薬を紹介してみます。

風邪薬は、患者様には常備薬として販売しておりました。1号から11号まで10種類ありました(4号は無し)何だか、サンダーバードを連想させます。細野史郎はやはり発想が他人と違いますね。

まず、風邪薬1号。こちらは、柴葛解肌湯(さいかつげきとう)です。スペイン風邪が流行した時に、浅田宗伯先生の弟子の木村博昭先生が柴葛解肌湯などを使用して1名の死者も出さなかったという話は有名です。いつかのブログでもお話ししましたが。柴葛解肌湯は石膏を含むことがミソで、そのことにより高熱にも対応することが出来ます。インフルエンザはもちろん、新型コロナの高熱時にも対応します。

風邪薬2号は、こちらも以前紹介しましたが、葛根加半夏湯(かっこんかはんげとう)です。方意に小半夏湯や半夏散及湯を含むことになり、ムカつきがあったり咽頭痛にも対応します。ただし、汗がジトっと出ていたりゾクゾクしないなら使用しない方が賢明です。

風邪薬3号は、八解散(はちげさん)です。こちらは、マイナーな薬なので漢方やっている人でも知らない人多いのではないかと思います。某メーカーからも出ている藿香正気散と言う薬方がありますが、そっくりそのまま八解散は藿香正気散の中に含まれています。半夏や陳皮といった化痰薬を含み、夏風邪で食欲不振や下痢を伴う時に使用されます。ちなみに、薬局製剤216種類には含まれます。しかるべき薬局にて調整いただけます。

風邪薬5号は、柴胡桂枝湯(さいこけいしとう)となります。こちらも以前紹介したと思いますが、非常に使いやすい薬方で胃腸症状や肝欝、血の道症にも応用されます。そして、汗がジトっとしていれば引き続き始めであっても柴胡桂枝湯で行くべきでしょう。個人的にも大好きな薬方です。

風邪薬6号は、川芎茶調散加辛夷(せんきゅうちゃちょうさんかしんい)です。細野史郎得意のアレンジですね。川芎茶調散に辛夷と言う鼻詰まりや頭痛に使用される薬物を加味しています。川芎茶調散は、頭痛や鼻症状など頭部の訴えに対応する薬方です。もちろん、風邪でない時にも頭痛や鼻症状に使用することが出来ます。

風邪薬7号以降は、明日に続きます。

写真は、当社が保有している生の人参。20kgはあります。おいおい、そんなに沢山どないすんねん!

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