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細野の風邪薬の紹介 後半編 第22話

2022.11.19

昨日は、いっぺんに書き切るつもりでしたが、途中で忙しくなり前半と後半に分けることにしました。お陰で、こちらのコラムが1話増えることになったとせこい考えをしております。。。。。

さて、風邪薬6号まで紹介したので、7号より再開します

風邪薬7号は、半夏散及湯です。傷寒論の少陰病編に載っています。甘草湯や桔梗湯は有名ですが、マイナーな存在な薬ですね。以下の様に書かれています。

 少陰病、咽中痛、半夏散及湯主之。

とあります。処方構成は、桂枝と半夏と甘草。たったこれだけです。喉を潤す様に、喉と薬液が接している時間が長くなる様にしながら服用するイメージです。

風邪薬8号は、麦門冬湯合半夏厚朴湯です。どちらも汎用処方ですが、2つを合わせたのは他には無いですし、細野のオリジナルと言っていいでしょう。やはりここでも、細野史郎の独創性が見られます。確かにあるんですよね。喉に痰が絡まって切れにくい時が。そして乾性の咳が出るのがポイントです。

風邪薬9号は、柴胡枳桔湯加五味です。こちらも以前紹介したかと思いますが、湿性の咳に使います。ゴホゴホした咳ですね。痰は、黄緑色で粘稠である事がポイントです。ただ、湿性の咳の場合は選択肢が他にもあり判断が難しい所です。

風邪薬10号は、麻黄細辛附子湯です。(書物によれば、麻黄附子細辛湯とも)こちらも、傷寒論の少陰病編に載っています。処方構成は、麻黄と細辛と附子。3つだけです。どちらかというと年配者で背中がゾクゾクして寒気が取れない時に適合します。そして、もう一つ自分自身は熱感があまり無いが、体温測ると38度越えていると言う事もあるかもしれません。また、この薬方は熱感の無い人の花粉症にはもってこいです。薄い鼻汁とクシャミがポイントとなります。

風邪薬11号は、柴胡桂枝湯加桔梗葛根です。またもや、細野にしか存在しない貴重な薬方です。患者さんには、風邪薬2号と並んで人気のあった薬方でした。風邪が慢性化し、咽が痛く、咳が出て、鼻水や鼻づまりがあり、頭痛や肩も凝ると言った時に適応します。個人的には、風邪の最後の最後に鼻詰まりが見られた時に、風邪薬11号が奏功した経験が何度もあります。

以上のように、細野の風邪薬を紹介しました。何処にも無い(販売していない)薬方ばかりで、ここにも細野史郎の独創性とユニークさが垣間見えると思います。

本日の写真は、先日の東洋医学会関西支部会場の神戸学院大学ポートアイランドキャンパス。まるで、リゾート地のような所でした。こんな所で勉強できる学生さん羨ましい!

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