細野の漢方薬について
古方派と後世方派、
二つの派の良い面を取り入れた折衷派
細野流漢方は、折衷派に属します。漢方の流派は、様々あります。傷寒論および金匱要略を治療原則とする古方派と田代三喜によって明から日本に導入された後世方派に分かれますが、折衷派はそれら二つの派の良い面を取り入れた学派とされています。
細野診療所の創業者の祖父細野史郎は、折衷派の重鎮である浅田宗伯の孫弟子とされ、細野流漢方は折衷派の中央に位置します。
そして、治療の原則は古方を主に運用し、それに結果が伴わなければ後世方派を運用する、非常に柔軟な考えを持ち合わせており、あらゆる症状に対応出来る漢方治療になります。
祖父細野史郎、父細野八郎から代々受け継いだのは思いや処方だけではなく、細野診療所は94年間原材料の生薬にもこだわり続けていました。
安心、安全は元より、良い質を求め日本各地、中国の産地に何度も足を運び、様々な生薬を比較し学びました。
同じ生薬でも産地、環境、収穫時期、加工方法によって質が大きく異なります。
30年以上細野診療所の薬剤師として携わり、厳選された生薬の目利きを継承した薬剤師として上質な生薬を皆様にご提供致します。
さまざまなタイプの漢方薬を取り揃えております。
漢方薬の製造法は、煎じ液を顆粒状にしたエキス剤、生薬をそのまま提供する煎じ薬、生薬を末にした散剤や丸剤があります。
当薬局では、煎じ薬で提供いたしますが、煎じ代行も行っております。煎じ代行とはお客様が購入された煎じ薬を、日本製煎じ機を使用して1包ずつパックし患者様のご自宅まで配送するサービスを行っております。そのため、ご自宅で煎じる手間、その際に発生するニオイを抑えることが出来ます。